ランドクルーザー300 メンテナンス ~洗車~

洗車

ランドクルーザーは世界一壊れない車として有名です。世界各地で30年以上前に購入され30万km以上走行しているランドクルーザーが現役で活躍しています。しかし、汚れないわけではありませんし、車体が傷まないわけではありません。車体が大きく手入れは大変ですが、長く綺麗に乗り続ける為にも正しく洗車しましょう。

洗車タイミング

洗車のタイミングは、常に綺麗な状態を保つ為に定期的に行う。車が汚れた時に行う。年末の大掃除ついでに行う。など理由は様々です。どれも間違いではありませんが、おすすめは月に1回の洗車です。しかし、ランドクルーザー300は車体が大きく洗車を頻繁に行うのは大変です。そこで特に車のボディを劣化させる下記の状態の場合には、洗車を行う事を心がけましょう。

・高速道路を走行した時

・冬前の融雪点検時の融雪水がかかった時

・冬場の橋の上など融雪剤がまかれた道路を走行した時

・鳥の糞がかかった時

・海水浴場など海の近くを走行した時

・給油時にボディにガソリンが付着した時

高速道路を走行した時などに付着する虫の死骸は、車の塗装を侵食し変色や割れが生じることがあります。鳥の糞は酸性で塗膜を溶かし塗装にダメージを与えます。どちらも付着した時は早めに洗い流すようにしましょう。冬場の融雪剤や海水浴場など海の近くは塩化カルシウムや海の塩分が錆の原因になります。通常の洗車に加え、車の下やホイル回りをしっかり洗い流すようにしましょう。冬前に融雪水の点検で水を出している時がありますが、配管内の錆水が出てきますので貰い錆の原因になります。ついたら早めに洗い流しましょう。

手洗い洗車

手洗い洗車は、丁寧に行う事で洗車機よりもボディを傷めずに洗い残しなく洗車が行えます。しかし、誤った方法で洗車しますとかえってボディを傷つける原因になります。正しい洗車の方法を解説しますので、長く綺麗な状態を保ちたい方は是非参考にしてください。

カーシャンプー選定

カーシャンプーには様々な種類のものがあり、どれを選定すればよいわからない方も多いと思います。カーサシャンプーは大きく分けると3種類に分けることができます。

・洗剤のみが入っているカーシャンプー

・洗剤、研磨剤入りのカーシャンプー

・洗剤、ワックス入り(撥水効果)のカーシャンプー

これらは用途を理解し使い分ける事をお勧めします。まず、洗剤のみが入っているカーシャンプーですが、購入時にガラスコーティング施工を行った車体は必ずこのシャンプーを選定してください。研磨剤はガラスコーティングの寿命を縮めます。ワックス入りもコーディンク表面に油が残り、紫外線や雨と混じることで劣化を早めることがあります。ガラスコーティングを施工していない車体にも使用して問題ありません。次に研磨剤入りのカーシャンプーですが、汚れがひどい時や洗剤のみでは汚れが落ちない時に使用してください。ボディカラー指定のカーシャンプーには研磨剤が入っていることが多いです。特にホワイト系のカーシャンプーには、研磨剤が多く含まれている為、ブラック系の車体に使用する事は避けてください。最後にワックス入りカーシャンプーですが、洗剤のみに比べて価格が高いですが、洗車後の撥水が良く汚れが付きにくくなる為、ガラスコーティング施工をしていない車にはお勧めです。このようにカーシャンプーにも種類がありますので正しく選定して洗車を行いましょう。

スポンジ・拭き取り選定

洗車に使用するスポンジについても種類があります。ウレタン製、セルロース製、ムートン製があり一般的にはウレタン製の製品が多く、安価なウレタン製のスポンジを選択して特に問題はありません。ムートン製は材質が柔らかく傷が付きにくいのが特徴ですが、汚れが落ちにくいデメリットもあります。どのスポンジを選ぶかより下記の3点に注意して洗車するようにしてください。

・ホイル洗浄とスポンジを分ける

・スポンジを使用する前に水圧の高い水で砂を洗い流す

・スポンジを泡立ててから使用する

洗車後の拭き取りもマイクロファイバー、PVA、布と種類があります。こちらもどれを選択しても問題はありませんが、水垢を付けないためにも素早く拭き取りすることが大切です。マイクロファイバー製は給水性が良く水滴も残りにくいのでお勧めです。特に夏場の洗車は水垢が残りやすくなりますので日陰で洗車するとよいでしょう。

洗車機による洗車

洗車機を使用した洗車は、昔は傷が付くので避けた方が良いと言われていましたが、最近の洗車機は改良され性能が良くなっていますので、傷を気にして洗車をしないよりは洗車機の利用をお勧めします。しかし、洗車機も古いタイプが残っていますので使用する洗車機を確認しましょう。

洗車機の選び方

洗車機を選ぶ際には、洗車するブラシ部分をよく確認してください。ブラシの種類として、ゴムブラシ、プラスチックブラシ、布ブラシ、スポンジブラシ、ノンブラシがあります。古い型の洗車機には、ゴムブラシ、プラスチックブラシが多く、傷が付きやすい為、使用を避けましょう。最近は、布ブラシ、スポンジブラシのように柔らかい材質のものが主流です。傷もつきにくいのでこのような洗車機を使用しましょう。その他、ノンブラシの洗車機もおすすめです。ノンブラシは高圧洗浄で洗車しますので傷が付きません。ですが頑固な汚れは落ちにくいのでブラシタイプと使い分けるとよいでしょう。他にも洗車機のおすすめとして、車体の下部も洗浄する洗車機があります。手洗い洗車している方も、車体下部は洗車しにくく洗車していない方も多いと思いますが、下部は一番汚れる部分です。特に海岸や融雪剤がまかれた路面を走行した際は、ノンブラシの洗車機で下部も合わせて洗車するようにしましょう。

まとめ

車体の汚れは放置せず、定期的に洗車するようにしましょう。手洗い洗車する際は、洗車前に砂をよく洗い流し、カーシャンプーの特性を理解して正しく選定するようにしましょう。手洗い洗車している方も、定期的にノンブラシ洗車機を使用して車体下部の洗浄をする事をお勧めします。洗車機を使用して洗車する方は、洗車機のブラシの材質に注意して、傷のつきにくい洗車機を選ぶようにしましょう。どちらの洗車方法で洗車するにしても誤った方法は車体を傷つける原因になります。正しく理解して洗車を行い、いつまでも綺麗な状態を保ちましょう。

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